「東京でも、あちこち見学しましたが、この環境は、首都圏ではとても手に入らない」。そう話すのは、長年、東京で暮らした後、熟慮の末、札幌のアイムス旭山公園に入居したO様ご夫妻。この地を終の棲家に選ばれたお二人に、ホーム暮らしについてお話を伺いました。

この記事の構成
入居された当時のことをお聞きします
ゆったり広めの居室が決め手
ご主人「もう10年以上も前のお話になります。当初は、浦和、横浜、横須賀、千葉など、高齢者住宅をいくつも見学しましたね。そして、とうとう決まった入居先がアイムス旭山公園だったのです。そのころは、仕事の関係で40年近く首都圏で暮らしていましたから、そもそも出身は名寄です」
奥様「札幌に住む弟からアイムス旭山公園のことを教えてもらったんです。私は札幌生まれの札幌育ちで、友人もたくさんいました」
ご主人「札幌でほかの施設も見学しましたが、何といっても、このゆったり広めの住空間が決め手でした。首都圏ではなかなか得られない暮らしですね。アイムスに入居したのは2012年の6月でした。私たちが、まだ70歳手前のころでした」

四季を感じる暮らし――円山や藻岩山へ散策、冬は歩くスキーも
ご主人「妻と一緒に、円山や藻岩山をよく散策しました。春は新緑、夏は涼しく、秋には紅葉が美しくてね。都会では味わえない四季折々の風景を楽しめます。冬は、アイムスの敷地内にある公園で歩くスキーもしましたよ」
奥様「札幌と江別に弟が2人いて、姪っ子にも孫が生まれました。もう小学生です。そんな家族の成長を身近に感じられたことも、札幌に戻ってよかったと思える理由の一つですね」

ご主人「札幌には友人がいなかったのですが、妻の同級生の輪に入ったり、入居者仲間とも仲良くしてもらったりしました。“お~い、食事行こう”と声をかけ合うような関係ですね。やっぱり健康的な生活というのは、外に出ていろんな人と交流しながら楽しむことじゃないかと思います。」
いろいろな方と交流されています
思い出の旅と、入居後に挑戦した社交ダンスと旅
ご主人「私は旅行代理店に勤めていたので、もともと旅行が好きだったからです。アイムスで暮らすようになってからは、北海道内は、あちこちアイムの旅行で出かけることができました。それに、海外旅行も楽しみました。トルコ、北欧、東欧。それにドイツは何度か行っています」



奥様「そうですね、もう楽しくて、いつも10日前後の旅程なのですが、日本に帰国期日が迫ると、いつも決まって、え~もう終わり、もっとこっちにいたいのに、と名残惜しいんですよね」
ご主人「入居してしばらくは、夫婦で社交ダンスの同好会にも参加していました。元気な方たちが中心になって活動していて、私たちも楽しく踊っていたんですよ。でも、コロナ禍で活動が休止になってしまって…」
奥様「本当に、いろいろな交流がありました」
施設を探している方へのメッセージ
奥様「夫婦で穏やかに過ごせるだけでなく、新しい仲間との出会いやアクティブな生活も楽しめます。私は、自分に合った暮らしができていると感じています」

ご主人「いろいろな施設を見て回って思ったのは、長く暮らし、年齢を重ねたときに、自分にとって何が大切なのかをしっかり考えて選ぶことが大事だということです」

O様ご夫妻、ありがとうございました
終の棲家を選ぶということは、ただ住む場所を決めるのではなく、これからの時間をどう過ごしたいかを考えること。

お二人の言葉には、そんな思いが込められていたように思えました。