入居相談・広報 入居相談室

入居相談室

高齢者施設への入居を検討する際、「将来を見据え、余裕を持って入居先を探すケース」もあれば、「急な事情で切羽詰まって入居せざるを得ないケース」もあるのが現実です。どちらのケースも珍しいものではなく、アイムス旭山公園では、それぞれの相談のご事情を踏まえ、安心して入居いただけるケース・バイ・ケースの対応を心掛けています。

悩ましい高齢者施設の入居タイミング。よくある4ケースごとにみる施設探しの実際と家族の役割

この記事の構成

  1. 入居タイミングに典型的な4つのケース
    1. トップは「入院して自宅復帰が難しかった」が35.4%で最多
      1. アイムス旭山公園でも多い、これら4つのケース
  2. 〈ケース1〉自宅復帰を断念し入院先から直接入居
    1. 病院ソーシャルワーカーや担当ケアマネジャーに相談
      1. 民間の紹介事業者を病院側から紹介されるケースも
      2. 入居先探しには、さまざまなルートがある
    2. 入院中の本人を支える家族の役割が重要
      1. アイムス旭山公園では、ご家族のサポートにも注力
      2. 言葉ではなく、見学時の経験から安心感が得られるのが理想
  3. 〈ケース2〉自宅での介護の継続が困難
    1. 在宅介護が1年未満で入居する方がおよそ半数
    2. 必要性に応じて最新情報を積極的に集めるタイミング
      1. 在宅介護の経験が、施設を選ぶときの大きな強みに
      2. 現実に向き合うことで見いだされる“突破口”
  4. 〈ケース3〉独り暮らしの継続が困難
    1. 親と子が遠く離れて暮らすケース
      1. 【Aパターン】お父様やお母様を札幌に呼び寄せる
      2. 【Bパターン】遠隔地のお子様が札幌で入居するお父様やお母様を支援
    2. 「まだ自分で生活できる」と考えているうちに状況が悪化
      1. ご家族、ご本人、医療・介護側との緊密な連携が大切
      2. 年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みの見学に対応
    3. 入居時の健康状態は「自立~要介護2」が全体の7割
  5. 〈ケース4〉「自立」のうちから、将来を見据えて入居
    1. 全体の5%であるものの、前回調査から微増
      1. 介護度の軽い段階で入居する傾向
    2. ご自身の老後についても、ご自身で主体的に選択
      1. 身元引受や終活支援に関するご要望も
      2. 万が一に備えて手厚い看護・介護体制の施設を選ぶ
    3. 妻か、夫が、健康に不安を抱えるご夫婦が早めの入居
  6. 〈まとめ〉入居タイミングで異なる施設選びの基準
    1. 急ぎで入居する場合、空室状況の確認が最優先
    2. 余裕を持って施設を探す場合は、ライフスタイルとの相性を考慮
    3. アイムス旭山公園は幅広い介護度に対応
      1. 準備に時間がかかるときは空室待ちのシステムも確認
      2. 安心して暮らせるか確かめるための見学

入居タイミングに典型的な4つのケース

今回の記事は、老人ホームなど高齢者住宅の検索サイトとして知られる「LIFULL介護」(株式会社LIFULL senior、本社・東京)が2025年1月に発表したアンケート調査結果を参考にしています。

引用元:【入居のきっかけ編】LIFULL 介護が 「介護施設入居実態調査 2025」を発表

この調査は2024年12月に実施されたインターネット調査で「直近1年間に介護施設や高齢者住宅に入居した家族や親族がいる」とした1873人が対象。ここで、私たち入居相談室が注目したのが、高齢者向け施設や住宅に入居する際の「きっかけ」に関する設問です。

トップは「入院して自宅復帰が難しかった」が35.4%で最多

入居のきっかけとして「入院して自宅復帰が難しくなった」という理由が最も多く、35.4%を占めています。毎日の暮らしのなかで不自由や不安を抱えながらも、入居には踏み切れず、とうとう入院という事態に見舞われ、「ついに入居を決断することになった」「まさか自分や親が急に施設に入居することになるとは」という声が聞こえてきそうなデータです。

以下、「自宅で介護を受けていたが継続が難しくなった」の30.0%、「一人暮らしの継続が難しくなった」の25.4%で続きます。

このようにやむにやまれぬ介護の必要性に迫られて入居する3つのケースとは対照的なのが、「自立状態だけど将来を見据えて」という入居者側の先々を見越した判断による入居となりますが、こちらの4つ目のケースは、けっして多くはありませんが、全体の5.1%となっています。

アイムス旭山公園でも多い、これら4つのケース

私たちアイムス旭山公園は、65歳以上であれば自立している方から要介護5の方まで、幅広く受け入れが可能な札幌エリアでも数少ない施設のひとつ。それだけに入居相談室で対応させていただくケースも、その入居に至る背景や理由もそれぞれですが、やはり今回のアンケート調査の結果と同様な傾向が見受けられます。

協力医療機関であるイムスグループの病院に入居されている方が、アイムス旭山公園に入居されるケースも。入院中の施設探しは、ご家族が重要な役割を担うことになります

それでは、これら4つのケースについて、入居までの流れや、入居されるご本人の家族側が果たす役割のあり方が、どう変化するかをみていきたいと思います。

〈ケース1〉自宅復帰を断念し入院先から直接入居

最初にご紹介する「入院して自宅復帰が難しくなった」ケースでは、病気や怪我による入院をきっかけに自宅での生活に支障をきたし、結果的に施設入居しか選択肢がなくなる状況が考えられます。また、高齢期の健康状態には大きな個人差があり、認知症やその周辺症状が進行して見守りが欠かせないといった拝見があることもあります。

また、入院している病院側の入院期限が設定され、施設探しの時間的な猶予が限られ、切羽詰まった状況に追い込まれ、特にご家族が大きなプレッシャーを感じているケースも少なくありません。

ただ実際には、介護が必要な方の生活状況にも配慮して、病院側にも、ある程度、柔軟に対応する用意はあるはずです。なお、入居先が見つかるまでの期間については、ショートステイといった一時的な施設利用をワンクッションに、施設探しや入居準備の時間を稼ぐ方法も一般化しています。

病院ソーシャルワーカーや担当ケアマネジャーに相談

こうした相談には専門家が対応してくれるはずです。入院先の病院で退院の支援にあたるソーシャルワーカーや看護師、あるいは、介護保険サービスを利用されている方でしたら、ご担当のケアマネージャーに相談できます。焦らずに、まずは専門家に相談いただくことをお薦めしています。

また、ご夫婦で長年生活されていると、ご夫婦がそれぞれ分かれて暮らすことで難しく、ご夫婦一緒に入居できる環境が求められるケースもあります。こういったご夫婦で入居できる施設探しのケースでも、やはりソーシャルワーカーやケアマネージャーといった専門家に相談することができます。

民間の紹介事業者を病院側から紹介されるケースも

ここから先は、老後の蓄えといった経済的な理由や、ご本人や家族な意向といった多くの要因が関係するのでケース・バイ・ケースになると思いますが、私たちアイムス旭山公園のような施設入居が選択肢に入ってくるケースがあります。

こうした場合、病院のソーシャルワーカーや担当のケアマネージャーから直接、私たち入居相談室に電話で連絡いただくケースもあります。あるいは、高齢者向け住宅を紹介する民間の事業者があいだに入るケースもあり、近年は、ご家族が、こうした紹介事業者の営業担当者を病院側から紹介されることも珍しくなくなっています。

入居先探しには、さまざまなルートがある

こうした入院から施設入居に至る流れは、これといった公的な明確なルールや制度が存在しているわけではなく、病院や担当の専門家の判断によって、さまざまであるようです。病院側が、退院後の施設入居を支援する場合でも、すぐには条件が折り合わず、入居先がなかなか見つからないといったケースがあるという話も、ままあります。

もちろん、ご家族が率先して、ご本人の希望を聞きながら施設を探されるケースもあります。人口が集中する地方都市の札幌では、入居費用の価格帯や居住形も異なる多様な高齢者住宅が存在しており、入居に至るまでの経緯も、施設が紹介されるルートも、状況次第です。時には、臨機応変な対応も求められますので、医療や看護など周囲の専門家や事業者に支援を求めることが、ポイントになってきます。

入院中の本人を支える家族の役割が重要

いずれによせ、検討を進めるうちに、候補の施設は、いくつかに絞り込まれることになるでしょう。たとえば、入院中の本人に代わって、家族が先に施設を見学し、入居先を決めるケースもあれば、やはり入院中であっても、ご家族が病院から外出の許可をもらって、ご本人を施設にお連れして、最終的な入居を判断していただくケースもあります。

アイムス旭山公園では、ご家族のサポートにも注力

ただ、すでにお気づきと思いますが、入院先から直接入居されるケースでは、ご家族の役割が非常に重要です。入居先が決まったら、入居前に契約を済ませ、あらかじめ居室を準備しなくてはなりません。アイムス旭山公園では、こうした家族のサポートにも力を入れています。

言葉ではなく、見学時の経験から安心感が得られるのが理想

なお、入居に対して、お父様、お母様が難所を示され、「やはり自宅に戻りたい」と気持ちが揺れ動くようなこともあるでしょう。私たちアイムス旭山公園では、安心して暮らせる施設であることを、フェイス・トゥ・フェイスの対話の機会を設けることで、言葉ではなく、経験で実感してもらえるように見学にも配慮をしています。

アイムス旭山公園で毎月開かれている人気イベントの「喫茶」。打ち解けた雰囲気のなか、入居者様同士の話も弾みます。こうした交流のひとときがあることを、見学の方にも積極的に紹介しています

〈ケース2〉自宅での介護の継続が困難

「在宅介護は、もう、そろそろ限界」と、ご家族やご本人がご自宅での介護に対し、そのまま継続することに困難を感じ始めた状況も、施設入居を検討するタイミングの一つです。

ご自宅での介護は、デイサービスや訪問介護を利用することで一定のサポートを得ることが可能ですが、要介護度が上がるにつれ家族の負担も増えていきます。認知症の症状が進んでいくと、介護をする方の負担が増し、心身の不調を訴えるケースも少なくなく、無理のある在宅介護は継続が難しくなってきます。こうした状況に陥る前に、ケアマネージャーから「そろそろ施設を考えてはどうか」と提案されることも珍しくありません。

在宅介護が1年未満で入居する方がおよそ半数

「LIFULL介護」が2025年1月に発表したアンケート調査によると、老人ホームに入居したケースで、入居前の在宅介護の期間に関する設問で、1年未満だった層がおよそ半分の46.8%だったの対し、一方で在宅介護が2年、3年と長期に及ぶこともあるという結果となっています。

必要性に応じて最新情報を積極的に集めるタイミング

ただし、在宅介護が始まると、ご本人自身が、入居先を探し、入居準備を進めることは難しくなっていきます。ご家族によるご本人のサポートになってきます。

施設を探す際には、ご家族から、担当のケアマネージャーに対して、ご家族から希望を伝えるのもよいでしょう。きっと、助言や情報が得られるはずです。在宅介護を担うご家族は、ともすれば地域や社会で孤立しがちであるという実態も指摘されています。介護や医療に携わる周囲の方々に相談しながら、必要に応じて、民間の紹介事業者に相談したり、検索サイトを活用したり、積極的に最新の情報を集めるタイミングだと言えるでしょう。

在宅介護の経験が、施設を選ぶときの大きな強みに

このとき、ご家族も、ご本人も、在宅の介護を経験されていることが、施設を選ぶときに大きな強みとなるはずです。入居先に求める条件とは何か、すべての条件を叶えることは難しくても「これだけは譲れない」という優先すべき条件もあるでしょう。毎日の暮らしのどような生活シーンで、どようなケアやサービスが得られるのか、具体的かつ詳細なチェック項目は、実際に在宅の介護で、さまざまな苦労を経験されてきた当事者の方々でなければ、具体的に挙げることは難しいものだと思います。

アイムス旭山公園の居室は全98室。写真(左)は、おおむね要介護3以上の方が入居する介護専用居室。写真(右)はBタイプ居室。居室選びは、日常生活動作(ADL)のレベルや健康状態に応じて慎重に対応
現実に向き合うことで見いだされる“突破口”

「ここだ!」と思えた施設があれば、施設側とコンタクトを取って、見学の機会を設定し、チェック項目をもれなく、ご確認いただくことをお薦めします。地域の介護の現実と、ご本人やご家族を取り巻く現実に向き合うことで、きっと、新たな生活に踏み出す“突破口”が見いだされるはずです。アイムス旭山公園では、入居検討中の方々から寄せれる疑問や不安に、最大限にお応えできるように努めています。

〈ケース3〉独り暮らしの継続が困難

ご自身の独り暮らしが難しくなった場合も、施設入居を考えるべきタイミングです。これが3つ目のケースです。

このケースでは、ご本人の健康状態や、ご本人が施設入居に積極的かどうか、など状況に応じて、ご家族の誰がイニシアティブをとって全体の話を進めていくのか、ご本人がどうしても入居に対して消極的にならざるを得ない場合もあるでしょう。どの程度までご本人が関与するのか、ご家庭の事情や考え方に応じてケースバイケースで複雑に変わってくるように思います。

親と子が遠く離れて暮らすケース

たとえば、ご高齢で独り暮らしでありながら、遠隔地にお子様がいらっしゃる場合、定期的に実家の親元を訪ねることができない状況であるがゆえに、同居は元より、息子様や娘様が親元を定期的に訪問することも難しく、不可避的に、独り暮らしが難しくなっているということも少なくありません。

【Aパターン】お父様やお母様を札幌に呼び寄せる

こうした親子が遠く離れて暮らすケースでは、ひとつには、お子様が札幌在住で暮らしており、お父様やお母様を道内や道外から呼び寄せるパターンがあります。

入居先は地元の札幌で探すことから比較的スムーズですが、ご家族が、遠く離れた距離を何度か往復する必要に迫られる場面もあります。特に、ご自宅を処分されるケースや、入居のために札幌まで長距離移動に介助が必要なケースもあります。

【Bパターン】遠隔地のお子様が札幌で入居するお父様やお母様を支援

もうひとつには、反対に、お父様やお母様が札幌で独り暮らしをされ、遠隔地のお子様が入居をサポートされるパターンがあります。こちらのパターンでも、お子様が入居のサポートするものの、遠く離れていることから、様々な難しい局面に見舞われることになります。

ご本人が、お子様と遠く離れて暮らされ、お子様が遠距離をたびたび行き来する場合も。なお、要介護の方が、入居のため遠隔地から札幌まで航空便を利用される際は、搭乗サポートを受けられるよう、あらかじめ予約前に航空会社に確認しておくとスムーズです

「まだ自分で生活できる」と考えているうちに状況が悪化

いずれの場合も、ご本人は「まだ自分で生活できる」と考えているうちに状況が悪化し、急な対応を迫られるケースが少なくありません。一方、自宅を引き払って高齢者住宅に入居するには、相当な手間と時間を要します。

このため、ご本人がお元気なうちに早めに情報収集や見学を行うことが望ましいとされていますが、実際には、切羽詰まった状況になってからようやく施設探しを始める例が多いのが現状です。

ご家族、ご本人、医療・介護側との緊密な連携が大切

独り暮らしの方の入居は、程度の差こそあれ、周囲のサポートが大切になってきます。私たち入居相談室では、ご家族やご本人と入居準備や引っ越しの日程などをご相談しながら、入居までのスケジュールを組み立て、無理のないペースで新しい生活をスタートいただけるように心がけています。

たとえば、入居前に実施している面談(インテーク面談)も、遠隔地にお住まいの方が入居する際には、そのエリアの担当ケアマネジャーや病院側とも連携しながら、最寄りの病院からインターネット経由で、ご本人に参加していただくこともあります。

首都圏のイムスグループ病院と連携して実施されたインテーク面談の様子。インターネットを使ったテレビ電話方式でご本人から聞き取りを実施。ご家族も現地に赴かれ、面談をサポートいただきました

こうしたケースでは、ご家族、ご本人、医療介護の関係者とも十分に連携する必要がありますので、緊密な連携や適切なコミュニケーションを心がけています。

年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みの見学に対応

なお、こうしたケースでは、ご家族がそろって施設を見学する時間を設定するのが難しいことがあります。こうした事情を踏まえ、私たち入居相談室では、年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みの見学にも、できる限り対応しています。

入居時の健康状態は「自立~要介護2」が全体の7割

「LIFULL介護」のアンケート調査によると、上のグラフにあるとおり、入居時の年齢では、70歳未満で高齢者向け住宅に入居されるは28.0%となっており、70歳代での入居が全体の約2割、80歳代での入居が全体の約3割となっています。

また、入居時の要介護度では、「要介護2」よりも軽度な、あるいはお元気な状態で入居される方で、全体のおよそ7割を占めるという結果が示されています。

〈ケース4〉「自立」のうちから、将来を見据えて入居

もちろん、現在お元気で、施設探しや入居準備をご自身で主体的に進められる方も少なくありません。そうしたケースでは、ご本人が非常に熱心に介護施設の情報収集を行い、見学の際にはスタッフへの質問も鋭く、見学終了時にいただく評価やご指摘も的確で、私たちにとっても学ぶことが多くあります。

全体の5%であるものの、前回調査から微増

このように、日常生活に支障がない「自立」の健康状態でありながら、将来を見据えて早めに施設入居を決断するケースが、最後に挙げる4つ目のケースです。

こうした「自立」で入居するケースは、「LIFULL介護」のアンケート調査でも、全体の5%程度にとどまっているものの、2005年発表の今回と、2003年発表の前回の結果を比べると、若干ながら増加しています。

介護度の軽い段階で入居する傾向

また、調査対象となった全体の動向を見ても、上のグラフに示されているように、この2年間で「介護度が軽いうちから入居する」傾向が強まっている点は見逃せません。背景としては、コロナの蔓延防止策による施設見学自粛が緩和されたことが一因との指摘もありますが、施設選びに対する意識そのものが少しずつ変化し、介護度の軽い段階で入居を決断する高齢者が増えてきているのかもしれません。

ご自身の老後についても、ご自身で主体的に選択

アイムス旭山公園は、札幌エリアでも数少ない「自立混合型」の介護付有料老人ホームとなっていますので、要支援にも要介護にも該当しない、お元気な入居者様もいっしゃり、なかには、ご自身でマイカーを運転され、職場やレジャーにお出かける方もいらっしゃいます。

身元引受や終活支援に関するご要望も

こうした「自立」の方々のうち、お一人、単身で入居される方には、ゆくゆくの将来的な、ご自身の最晩年も視野に入れ、身元引受や終活支援の専門事業者とあらかじめ契約しておきたいといったご要望も増えています。私たち入居相談室では、こうした専門事業者と地元のネットワークを強化し、こうしたご要望にもお応えできるようにしています。

万が一に備えて手厚い看護・介護体制の施設を選ぶ

ご入居者様ご自身が、ご家族の介護や病気を患った経験を通じて、介護の厳しさ、人間だれしもが老いからは逃げられないという人生の現実を理解され、熟慮の末の決断が入居であったことがわかります。それだけに、万が一の際に備えて手厚い看護・介護体制の施設を吟味して選ぶ傾向があります。

アイムス旭山公園の正面玄関前には、入居者様が利用できる駐車スペースも完備

戦後の社会で、少子高齢化、核家族化が進み、「家族には頼れない」「家族には迷惑をかけられない」との意識を強く持たれ、ご自身の老後についても、ご自身で主体的に選択されるという人生観をお持ちであることが、お話しの節々から伝わってくるのを感じます。

妻か、夫が、健康に不安を抱えるご夫婦が早めの入居

また、アイムス旭山公園には、ご夫婦向け、2人入居が可能な居室も57室ご用意しており、ご夫婦のうち、妻か、夫か、どちらかの方が健康に不安を抱えており、早めの入居を決断されるケースも少なくありません。

ご夫婦、単身、いずれの場合も「自立」の方が入居される場合、介護の重要性について、経験を通じて実感をもって理解されている方が多いように思います。もちろん入居費用も、けっしてお安くはありませんので、経済的な家計の基盤がしっかりされていることも前提です。

〈まとめ〉入居タイミングで異なる施設選びの基準

施設を選ぶ際に失敗しないためには、入居のタイミングに応じたポイントを押さえることが重要です。

急ぎで入居する場合、空室状況の確認が最優先

急ぎで入居する場合、空室状況の確認が最優先事項となります。特に入院直後に施設へ移る場合や、要介護度が高い方は、施設の医療・介護体制を事前にチェックすることが必要です。また、費用面についても、入居金や月額費用の見積もりを早めに行い、家族と相談しながら決めることが大切です。

余裕を持って施設を探す場合は、ライフスタイルとの相性を考慮

一方、余裕を持って施設を探す場合は、ライフスタイルとの相性を考慮することが重要です。趣味や外出のしやすさ、周辺環境などをチェックし、施設見学を通じて実際の生活イメージをつかむことが役立ちます。また、将来的に介護が必要になった際も住み続けられる施設かどうかを確認することで、転居の負担を減らすことができます。費用についても、入居時の初期費用だけでなく、毎月の生活費や追加サービス費用を含めた長期的な視点でのシミュレーションが必要です。

アイムス旭山公園は幅広い介護度に対応

アイムス旭山公園の特長として、幅広い介護度に対応できることが挙げられます。65歳以上であれば自立した方から要介護5の方まで入居可能であり、医療対応も充実しています。また、夫婦向けの安心設計が施されており、どちらかが介護を必要とする場合でも離れずに生活を続けることができます。さらに、札幌市中央区に位置し、自然豊かな旭山公園に隣接するロケーションも魅力のひとつです。

アイムス旭山公園で企画された三遊亭好楽師匠らの寄席。自立の方から要介護の方まで、多くの入居者様が集まった会場が笑いに包まれました。見学時に、こうした様子を目にされ「どんな方でも入居できる施設なのだと安心した」という感想も聞かれます
準備に時間がかかるときは空室待ちのシステムも確認

高齢者施設への入居には、さまざまなタイミングと理由があります。施設の受け入れ体制やご本人・ご家族の状況次第で、スムーズに決まることもあれば、準備に時間がかかる場合もあります。将来的な入居の場合、空室待ちのシステムなども整備されている施設であれば、安心です。

安心して暮らせるか確かめるための見学

アイムス旭山公園では、さまざまな状況にも柔軟に対応し、安心して入居できる環境整備を目指しています。もしも入居を具体的に検討されているのでしたら、電話相談や施設見学を通じて、「ここなら安心して暮らせそうだ」と感じられるかどうかを確かめてみてください。スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

アイムス旭山公園の入居者様とスタッフがともに築く、安心と笑顔のある暮らし