今回は協力歯科医療機関である「馬場歯科・小児歯科診療室」(馬場清哉歯科医師)のご協力により、スタッフ向け講習会「要介護者の口腔ケア」を開催しました。アイムス旭山公園では、入居者の皆さまが心身ともに健康で快適な日々を過ごせるよう、医療・介護の連携を大切にしています。

この記事の構成
協力歯科医療機関との連携
アイムス旭山公園では、入居者の方々の歯のトラブルに対応するため、協力歯科医療機関として「馬場歯科・小児歯科診療室」のサポートを受けています。歯の痛みや噛みにくさが放置されることは、生活の質を大きく損ないます。こうした不安を解消できるのは、協力医療機関がそばにある強みです。
馬場歯科による往診サポート
馬場清哉歯科医師が定期的に往診し、入居者の診察や治療を行うことで、ご高齢の方々も安心して歯科医療を受けられる体制が整っています。
歯科衛生士・歯科助手の方々も
この日の講習会には、往診に同行する歯科衛生士と歯科助手3名も参加しました。日頃の診療現場で培った経験を共有していただき、実際のケアに即した具体的な工夫や配慮について学ぶことができました。たとえば、痛みに敏感な方への声掛けや、安定した姿勢を保つための補助など、日々の現場で役立つヒントが数多く紹介されました。

健康は口から――生活の質を支える基盤
講習会の冒頭、馬場医師は「高齢者の健康は口腔ケアから」と力強く語りました。口腔ケアによって虫歯や歯周病を防ぐことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。さらに、咀嚼機能が改善すると脳への刺激や唾液分泌が促され、消化吸収が良くなり、栄養状態が整います。
口腔ケアが生み出す「健康の好循環」
講習会の冒頭、馬場医師は「高齢者の健康は口腔ケアから」と力強く語りました。口腔ケアによって虫歯や歯周病を防ぐことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。さらに、咀嚼機能が改善すると脳への刺激や唾液分泌が促され、消化吸収が良くなり、栄養状態が整います。これらの積み重ねが体力向上につながり、身体機能やコミュニケーションの活性化へと発展します。結果として、食事が楽しくなり、暮らし全体に活力を与える「好循環」が生まれるのです。
オーラルフレイル予防と8020運」

口腔機能の衰え(オーラルフレイル)は、心身機能の低下を引き起こし、生活の質に直結します。日常のケアを怠らないことは、心身の自立を守ることにもなります。また、「80歳で20本の歯を保つ」ことを目指す8020運動についても言及されました。歯が残ることは大きな財産である一方、ケアの大切さも増すため、医療と介護が一体となった支援が必要だと強調されました。
実践に活かせるケアと安心の工夫
講習会の冒頭、馬場医師は「高齢者の健康は口腔ケアから」と力強く語りました。口腔ケアによって虫歯や歯周病を防ぐことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。さらに、咀嚼機能が改善すると脳への刺激や唾液分泌が促され、消化吸収が良くなり、栄養状態が整います。
ケア用品と現場での工夫
後半は歯科助手から、実際のケア用品や使用例について説明がありました。開口が難しい方への工夫や、短時間で効率的に行うためのテクニックなど、現場でそのまま役立つ知識が紹介されました。これにより、介護スタッフも日常のケアに具体的なアプローチを取り入れやすくなりました。
安心して治療を受けられる環境づくり
治療やケアの際には、入居者の方が安心して臨めるよう、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手が協力して落ち着いた環境を整えています。声掛けや体勢の工夫で不安を和らげることが、スムーズな治療につながります。介護スタッフにとっても、こうした姿勢は大切な学びとなり、入居者の安心感を高めるサポートに活かされています。
まとめ
今回の「要介護者の口腔ケア」講習会は、歯科医療の専門家と介護スタッフが知識と経験を共有する貴重な機会となりました。口腔ケアは単なる歯の治療にとどまらず、高齢者が心身機能を維持し、「暮らしを楽しむ力」を支える基盤です。

食べる喜び、会話の楽しみ、体力や自立の維持――すべてが口腔ケアから始まります。アイムス旭山公園は、協力歯科医療機関とともに、入居者の皆さまの健康と快適な生活を支えてまいります。